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1月公開予定で観たい映画!

みなさんあけましておめでとうございます。


皆さん年末年始はいかがでしょう?僕はずーっと行きたかった五島列島へ初めて旅してきましたよ。


さてさて、2016年も映画は大当たり年でしたが・・・2017年も今わかっているだけで面白うそうな作品がずらり!


僕は基本的ににわかでミーハーなので、あまり情報おえていなかったり、深堀していない状態で大変恐縮ですが、ざっと僕が知っている『2017年1月にぜひとも観たい新作映画(日本公開)」をだらだら羅列していこうと思います!まあ僕の備忘録みたいなもんです(笑)



①沈黙 サイレンス
1月21日公開
公式サイト
http://chinmoku.jp/

予告編




原作・遠藤周作、監督・マーティン・スコセッシという新年早々の期待作です。賞レースでも結構がんばっているのかな?という感じですね。一足早く公開したアメリカでの評判もいいみたいです。Rottentomatoesでも88%!(2017年1月2日時点)

なんといっても今作は僕の好きな俳優さんたちがたくさん出ててうれしー!なんです。子供のころ「スターウォーズ エピソードⅠ」のクワイガンでめちゃかっこいい!ってファンになったリーアム・ニ―ソン、『ソーシャル・ネットワーク』『わたしを離さないで』ですごい繊細な演技力だなあとそれ以降出演作を追うようになったアンドリュー・ガーフィールド、『渇き』以降日本で一番かわいいというかミステリアスで超魅力的だと俺の中で話題の小松菜奈ちゃんなど。

他にもシン・ゴジラでいい味出していた塚本晋也監督、カイロ・レンことアダム・ドライバー、今作での演技が評判の窪塚洋介とイッセー尾形とこれまあすごいメンバーです。

原作未読だし、キリスト教の知識も乏しいのでお話にどこまでついていけるかという一抹の不安はありますが、ちょうど旅行したばかりの長崎(五島列島も)が舞台なわけだし、これは素直に楽しみです。



②ザ・コンサルタント
1月21日公開
公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/consultant-movie/

予告編



『ウォーリアー』のギャビン・オコナ―監督最新作!上記『沈黙』と同日公開です。


予告編見ると表向きは会計コンサルタント、裏の顔は殺し屋で悪いやつらを制裁しているような感じでしょうか。特命係長只野仁の系譜ですね!(絶対違う)

傑作映画『イコライザー』みたいなノリなんでしょうか?ベン・アフレック主演ということでこういう役が似合うのか少々未知なところも個人的にはあります。『ゴーン・ガール』みたいなぼけっとしている役のほうが演技上手い印象です。


『ウォーリアー』が個人的に大傑作だったのでぜひ今作も!と期待しております。


③ドクターストレンジ
1月27日公開

公式サイト
http://marvel.disney.co.jp/movie/dr-strange.html

予告編



今年の大作映画の中でも特に楽しみな作品の一つ!

予告編見ると『インセプション』みたい!と話題になっていましたが、果たしてどんな作品なんでしょう?

これだけ見るとドクターストレンジさえいればアベンジャーズ根こそぎ不要になるんじゃね?とかアメコミ無知の僕は思っちゃうのですが、今後どんな絡みになっていくのでしょう?

主演はベネディクト・カンバ―バッチさん。『シャーロック』が当たり役で有名さんですね。



他にも「未体験の映画ゾーン」での『ドラゴン・マッハ』とかリバイバル?にあたる『マッドマックス怒りのデスロード』の白黒版とかみたいですね。未体験の映画ゾーンは渋谷か梅田まで繰り出さなきゃいけないのが悩ましいですが・・・。



一応1月最終週の週末にあたる2月頭の作品も2点ほど。


④虐殺器官
2月3日公開
公式サイト(プロジェクトイトウ)

予告編



これもまた超々楽しみ!!!原作は伊藤計劃さんのSF小説。SF小説としては異例のヒット、そして数々の賞を獲得したという日本SF界隈の伝説的作品及び作家さんです。

これまで伊藤さんが世に出した長編小説4本(1本は円城塔との合作)ですが、そのうち3本をアニメ映画化しようというプロジェクトの一環です。これまで『ハーモニー』『屍者の帝国』は公開されてきました。本来なら『虐殺器官』が1番最初の公開予定でしたが、制作会社の倒産などトラブルが相次ぎ大幅延期されての公開です。


原作は特に『虐殺器官』『ハーモニー』はSF小説としては読みやすく、とっつきやすいなあという印象です。そして何より面白い!!僕はこの2作と『メタルギアソリッド4』のノベライズ版はあっという間に夢中になって読み終えた覚えがあります。



⑤ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
2月3日公開
公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/staypeculiar/

予告編


ティム・バートン監督最新作!前作『ビッグ・アイズ』で久々にティム・バートン作品で面白いな!俺的にバートン復活や!ってなったので、今作も非常に楽しみです。



2月はアカデミー賞最有力と話題の『ラ・ラ・ランド』とかジェイク・ギレンホール主演作などありますね~。アン・リー監督最新作も!

今年はもう大作映画も3月から怒涛の勢いで公開されるので今から楽しみですね。今年は年末にベスト10!を自信をもってやれるよう本数もしっかり見たいです!




では今年もどうぞよろしくお願いします!!









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『ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー』感想!これぞスピンオフの醍醐味!

メリークリスマス!

クリスマスの朝っぱらからブログを書いている時点で僕の私生活がお察し状態ですが、、、

本日感想をアップするのは待ってましたよ、スターウォーズ新作!


『ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー』です。

予告編






まず僕のスターウォーズとどの程度の熱量なのか?を述べておきます。正直言って熱烈なスターウォーズファンとは到底呼べず、まあ好きなシリーズだよねくらいと思っていただければ。

・熱いスターウォーザ―からは理解を得られないかもですが「プリクエル」三部作のほうが愛着があります
→というのもオリジナル三部作はテレビでなんとなーく観た記憶がありましたが、映画館で初めて『エピソードⅠ』を観てからスターウォーズをしっかり見始めたというのがあります。だからオリジナルのほうが確かにあとから見ると面白いんだけど、やっぱり「リアルタイム」でみたプリクエルが僕にとって「スターウォーズ」といってもいいかもですね。

・とはいえ『フォースの覚醒』はやっぱり楽しみで公開初日から2日連続観ちゃいました。リアルタイム世代でもなければあとから熱心にはまったわけでもないのに、懐かしさと面白さが同居するような不思議な1本でした。

・そういうわけでオリジナル三部作は好きだけどそんなに特別な思い入れがないので、『フォースの覚醒」『ローグワン』ともに言えるんですが、過去作(特にⅣ~Ⅵ)のオマージュとか懐かしカット要素にそこまでプラスはなく(てか気づいてすらいないカット・シーンも多数w)、純粋に「スターウォーズ」の新作として楽しみましたとさ。


まあこんな感じですね。僕らと同世代(アラサー)でも過去に『特別篇』を観た人や、海外でリバイバル上映を観た人、両親などが熱心なスターウォーズファンという人はオリジナル三部作への愛着、そして待ちに待ったプリクエルへのがっかり感をリアルタイム世代の方々と共有できたみたいですね。それはうらやましいなあ。

今度こんな記事を書いてみようと思っているのが「リアルタイム」であることの強みなんですよね。やっぱりリアルタイムで映画館で観て、その感動や失望を分かち合う「祭り感」「ライブ感」って「映画」を語るうえで個人的には大事だと思うんです。

だから僕のオールタイムベストって生まれてから映画館で観た作品ばかり、もしくは名画座で観たリバイバル作品ばかりで、DVDとかで観ただけの作品って全然ランクインしていないということに最近気づきました・・・まあお前の塩梅だろうが!って言われればそれまでなんですが(笑)。



前置きが長くなりましたが、そういうわけで『ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー』2回ほどすでに観てきました!
※核心に触れるネタバレなしで感想をだらだら書きます。ただ、基本的に鑑賞前は前情報なしで観たほうが面白いです!



○感想の「結論」

まず言ってしまいましょう。控えめに言っても本作、僕は大好きです!素敵!


ちなみに、今作は初めてスターウォーズに触れるという人はいったん映画館に行くのをストップした方がいいと思います。最低でも『エピソードⅣ 新たなる希望』は観ておくべきです。観なくても戦争アクションSF映画として見ごたえがありますが、やっぱり『エピソードⅣ』ありきだと思います。だからこそスピンオフなわけですからね。


これはすでに予告や前情報段階で明らかになっているのでいいと思いますが、今作は『新たなる希望』の直前までを描く『エピソード3.9』とも呼べる作品なんです。これは観ればわかりますが、たいしてファンでなくとも『新たなる希望』がすぐに見たくなる、あるいは補強増強される驚異的なスピンオフとなっています。がっちゃんこ!とつながるのです。


だから『エピソードⅣ 新たなる希望』はマストです。


そして、これぞスピンオフの醍醐味!だと思うのですが、『エピソードⅣ 新たなる希望』の「希望」をこれ以上ないくらい増幅させてみせたこと、エピソードⅣのツッコミどころというか弱点だったあることを感動的な話にしてみせたこと(とても素敵な後付け)、これらは本当に素晴らしいと思います。



○ローグワンの好きなところ

・ローグワン中隊のキャラが最高すぎるぜ!
・ストーリーが僕好みだった!暗くて辛いが、「希望は死なない」のコピー通り、名もなき者たちの熱すぎる希望のリレーに感涙
・っていうかドニー・イェン最高すぎ!みんなイップマン見返そう!
・新しく出てきたロボットも秀逸
・ライトセーバーアクションがほぼない代わりに地上戦・空中戦ともに迫力満点
・吹き替え版も素晴らしい。てか吹き替え版のほうがいいかも。
・当たり前ですが話が1本の映画で完結している


○ローグワンメンバーの「大儀」とストーリーの熱さ
ざっと上げてきましたが、やっぱりローグワンローグワンのメンバーと彼らが紡ぎだした物語が素敵なんですよ。これよくディズニーがオーケーしたなってくらい、がっつり戦争映画なお話だし、『新たなる希望』とは真逆と言っても差し支えないであろう、辛い話でもあります。だからこそクライマックス~ラストで生まれる希望がぐっとくる、熱いお話でもあります。


デススターの設計図を盗み出すというシンプルかつ究極難易度の目標に向かって立ち向かうローグワンのメンバーたち。面白いのはよくあるような「キズナたっぷり」のチームではないんですよね。


ローグワンへの批判として「ジン・アーソの気持ちがよくわからない(感情移入しにくい)」「ローグワンのチーム感が足りない、どういう過程で彼らが仲良くなったのかよくわからない」というものがあります。これは確かに「乗れる」か「乗れない」がわかれやすいからですが、僕はこれらの批判とは真逆に超感情移入しました。


というのも、彼らは「絆」でなく「目的」(そしてそこから連想される互いの暗い黒い過去)でつながっているように思えます。語弊がある言葉かもしれませんが「プロフェッショナル」なつながり、チームメイトという感じです。


主人公のジン・アーソも帝国へ立ち向かう決意はすべて「個人的な」事情から生まれるわけですが、僕はこの設定・ストーリーはとっても好みでしたね。大儀や意義が個人的なものだって別にいいと思うし、一人のやさぐれふさぎ込み世界から逃げ回っていた若者がある「個人的な事情」の連鎖で世界に立ち向う。「個人的な事情」=「世界」だって僕はいいと思うのです。


そういえば近年の日本の若者論でも「自分の周り」=「世界」ということが皮肉や批判、時には擁護も込めて論じられることが多いように思えますが、世界的な潮流として作り手・論じ手(=大人)から観た主人公(=若者)の見え方が変わってきているのかもしれませんね。『フォースの覚醒』のハン・ソロ(作り手・論じ手)→カイロ・レン(若者)の構図が顕著かなと思えます。


そしてローグワンとなっていくアーソ周りのメンバーもキャシアン・アンド―は6歳の時から反乱軍に加わり、黒い仕事に手を染めてきた青年で彼も彼なりの「大儀」と葛藤を持ってきたわけだし、脱走パイロットのボーディにも「個人的な事情」から生まれた大儀(恩返しと言ってもいいかも)があり、帝国に守るべき寺院を破壊されたチアルートとベイズにも彼らなりの大儀がある。みんな「個人的な」大儀や理由がある。その目的・矛先は帝国軍。もうこうれだけで十分ですよ、チームになるには。



○チアルートとベイズの絆が最高すぎるぜ
それとその彼らの中でもドニー・イェン演じるチアルートはもう最高のキャラクターです。彼は相棒のベイズとともにジェダという星の寺院を守る「守護者」だったわけですが、帝国軍に寺院を破壊されて以降は浮浪者となっているようです。


チアルートは盲目のいわゆる「座頭市」設定なのですが、彼は感覚が研ぎ澄まされ、音や気配で周りの敵の存在を察知し敵をなぎ倒していくのです。遠距離の敵はベイズが銃撃でサポートというのも熱い!

チアルートとベイズの掛け合いも最高ですね。チアルートはもうこの時代には「宗教」みたいになってしまった「フォース」を熱心に崇拝する「フォース教」の先駆者?みたいな存在でベイズは「いまだにあんなのを信じているいかれ野郎さ」ってチアルートを皮肉るんですが、なんだかんだで二人は互いを信頼しあっており、終盤のベイズがチアルートに投げかける言葉は涙なしには語れません。


この映画をみたら間違いなくドニー・イェンの他主演作などを観たくなること間違いなし(笑)。彼の53歳と思えぬ滑らかすぎるアクション、説得力ありすぎる表情作り。そういえばNetflixで『イップマン』が序章ともう一個くらい?見放題ラインナップに入ってますんで、メンバーの方はぜひ見てみるといいんでないでしょうか?


フォースなき時代にフォースを「信じている」チアルートとそれを支えるベイズ。彼らの信念や物語は本当に今作のテーマともいえる「希望」と密接にリンクしており、「希望」をつかむために必要な大切なことを体現しています。

「我はフォースと供にあり、フォースは我と供にある」


○新たなロボットK2も最高だぜ!

今作でキャシアンとジンと行動を共にするはK2という、帝国軍ロボットです。厳密には帝国軍のロボットを再プログラムしたキャシアンの相棒みたいなもんです。

こいつが予想外にめちゃくちゃ面白いキャラなんです。C3POよりこっちのが好きだわ!って思ったのは僕だけですかね(笑)。

再プログラムされた副作用で回路に浮かんだことをすぐ言っちゃうという設定。まあ要は空気読まずに思ったことを何でもかんでも口に出しちゃうやつなんです。これが全編通して暗い物語に細やかな笑いをもたらしてくれてナイスな役割をしています。

プリクエルのジャージャーみたいな狂言回しでなく、C3POみたいなおどおどしてかわいい?みたいなキャラでなく、本当に「ふふ」ってなる程度のユーモアなんですが、こいつがまたクライマックス泣かせるんですよ。


こういう空気読めないやつが最後主のために頑張るとかそりゃ泣くよね。ロボット萌え(燃え)とはこのことか・・・!?


○スター「ウォーズ」がついに!?見られた!?

今作はジェダイがすでに滅んでいるし、ライトセーバーアクションは「ほぼ」見られません。フォースの使い手も「ほぼ」いないしね。

冒頭のほうでも書きましたが、今回は「戦争映画」として非常に見ごたえがあります。ギャレス・エドワーズ監督は「でかい!」ってものを撮る、見せる(魅せる)のが本当にうまい!

スターウォーズで「でかい!」ってのはいろいろありますが、地上戦で出てくるあいつ!とか、空中戦(宇宙空間)でのあれ!そしてあれの倒し方!とかね。

後半のある星での戦いは本当に必見。ツイッターとかで『プライベート・ライアン』とかを思い出したという意見もありましたが、戦争映画としても引けを取らない、手に汗握る戦闘(それでいてファミリー向けにグロさは全排除)は満足度がぐっと上がりました。


○一本の映画でしっかり話が完結


いやまあスターウォーズ自体がもはや永遠に続くサーガであるため、果たして「完結」があるのか問題が生じるわけですが(笑)。本作も厳密には『エピソードⅣ』ありきなので、「完結」という言葉自体は違和感がありかもしれません。


ただ、それでも「設計図を盗み出すために立ち上がったローグワン」の物語はしっかり決着しており、エピソードⅣから始まるオリジナル三部作をしっかり補強した「スピンオフ」の役割はほぼ完ぺきに果たしているといっていいでしょう。


何より「大儀」「フォース」「希望」を「信じる」人たち、大事なことだから2回いますが「信じる人たち」の物語がもう僕的にはドストライクでしたね。ジンとキャシアンがあることをした後に「きっと誰かには・・・・」というシーンなんかは「フォース」を持たない人たちの「信じる気持ち」が生み出した物語なんだと改めて感涙必至ですよ。


『ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー』を観た後に『エピソードⅣ 新たなる希望』を見ると、これまた新しい発見というか、例えば「ルーク、フォースを使え・・・」というオビワンの台詞になぜかあり得ないほど感涙したりと(笑)、本当に深みが増したかのような魅力が発見できます。



映画としては粗いところや完成度があれ?なところも確かにある本作ですが、オリジナル三部作に大した思い入れがなかった僕のような人でもオリジナル三部作への興味・深みが増す本作はスピンオフとしてこれ以上ない素敵な一本だったのではないでしょうか。


スターウォーズファンの人はもちろん、ファンでない人、そもそもスターウォーズ観たことない人もぜひ『エピソードⅣ』を観てから本作を!おすすめです。

乗り遅れたけど『ウルトラマンオーブ』面白い!特撮映画ファンにもおすすめ

どうもです。

先週観た『この世界の片隅に』の興奮がいまだ冷めず、新作映画は観ずにまた同作を観てきました。そういえば「ムービーウォッチメン」で宇多丸さんも5000億点!って言ってましたがまあほんとにおすすめです。



さて、全然話は違うんですが・・・。昨日(11月26日)、土曜日にしては珍しく早起きしてとりあえずテレビつけてぼうっとしてたんです。


そしたらウルトラマンらしき番組がやってたんで、へえウルトラマン新作やってたんだ~って何となく見てたら、なんか僕の知っているウルトラマン系と少し違う感じでなんだなんだ!?ってなったわけです。おまけにたまたまなんでしょうけど、ちょっと感動するお話だったし。




というわけで、ウルトラマンオーブに興味を持ったわけなんですけど、そしたらこれまた偶然、アマゾンプライム動画で全話配信中だった!という。ネットで調べたら全25話予定で11月26日の回は21話だったとか。あら、結構終わり間際なんだね(笑)。

公式サイト

特報

そして暇つぶしにと思って1話から観始めたら・・・あれよあれよと1日で12話観てしまいましたとさ。


そうは言うけどウルトラマンオーブ、何が面白いの?ていうかお前がどうせ特撮オタクかなんかなんだろう?って思うでしょうが、僕は全然ウルトラマン詳しくありません。



○参考までに僕のウルトラマン知識というかつながりとして・・・

・一応子供のころは友達とのごっこ遊びとかでウルトラマンの存在は知ってました。。フィギュアというかおもちゃも持ってた!
・年上のいとこが録画していた『ウルトラマンタロウ』をちょくちょく見てました。
・スーファミの「ウルトラマン」を持ってました。ノーマルモードのみクリアした記憶が(てか難しい)。
・小学生のころ、リアルタイムでV6の長野君主演の『ウルトラマンティガ』をほぼ毎週のように観てました。
・それがきっかけでビデオレンタル屋さんで『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』あたりを飛ばし飛ばし観ました。全部長くて、また僕が飽き性だったこともあり、どれも全話は観ておらず、めんどくさくなってフィギュアとかで好きだった怪獣が出て居る回とかだけ観てた記憶が。
・一番好きなのは『帰ってきたウルトラマン』で観た話数も一番多いと思います。ナックル星人とブッラクキングがお気に入り。
・それ以外は正直全然知らない。ニコニコ動画でたまに偶然見つけた動画を見るくらい?


なので昭和シリーズは一部エピソードや怪獣のみ知っていて、平成はティガのみ知っているという状態です。そんなウルトラマン詳しくない僕でも懐かしい!楽しい!かっこいい!の3拍子揃った良作だと思います。そんな個人的一押しポイントを列挙していきます。


①ウルトラマンのキャラ設定が斬新

今までのウルトラマンって、少なくとも僕が知っている作品ではだいたいみんなウルトラ警備隊?的な地球の防衛組織に所属していたイメージなんですよね。『ウルトラマン』のハヤタも警備隊の隊員だし、『帰ってきたウルトラマン』の郷さんも民間人→警備隊だしね。『ウルトラセブン』は宇宙人→隊員という流れでしたが、オーブ=ガイさんはセブン=ダンに近いですかね。


色々あって地球をさすらう風来坊が今作の主人公なんですけど、セブンのモロボシ=ダンと違うのはそのまんま風来坊を続けているとこなんですよね。警備隊員として戦う→ピンチになったら変身というお馴染がなくて、本当にふつーに生活してるんですよね。


銭湯に通っていたりアイスやラムネ飲み食いしてたり、ってゆうかぶっちゃけ風来坊というよりはホームレスじゃねえか!っていう(笑)。自称「ラムネのお兄さん」ですが(5話より)。


このガイが本当にコミカルで面白いキャラなんですよね。結構かっこいいこと言うんですけど(実際かっこいいシーンも多いけど)、アイスの棒持ったまま変身ポーズ決めてしまったり、お前はウルトラマンか!って聞かれたらとぼけられずめちゃくちゃ動揺して身バレしそうになったり。宇宙人らしいんですがもはや地球人にしか見えないなじみっぷり、というより昭和人!って感じ。


ちょっとイーストウッド風なファッションやアウトロー感といい、今時珍しい風来坊っぷり。ぶっきらぼうなふりして結構義理堅かったり、おいしいものに目がないとこといい、かなり人間味あふれるウルトラマン!ですね。この「警備隊」がほぼ出てこない、主人公も組織に属さないアウトローっていう設定が斬新ですごい面白いです。


②何気に特撮が気合い入りまくり!


これ何気にすごいことだと思うんですけど、特撮がかなり気合入ってます!もちろんハリウッドの超大作や邦画でも『シン・ゴジラ』に比べれば当然映像も合成・CGなんかは見劣りしますが、それを補う工夫(見せ方・アングル)が本当に素晴らしいと思います。


中でも、これは『ギャレゴジ』以降の怪獣特撮のいいところだと思うんですが、「怪獣」と「ウルトラマン」のでかさがきちんと描かれている!これはかなりおすすめポイントです。


人間目線からの描写が多く、「怪獣」でかくてすげえ!「ウルトラマン」もでけえ!こんなん逃げるしかないやん!って単純に「でかい」ゆえの恐怖がしっかり描かれている。だからこそ戦闘シーンの迫力、怪獣達の攻撃による街の甚大な被害が大変インパクトあるものとなっています。これは特撮ものとしてとっても大切なことだと思います。


一話一話のこの特撮の迫力は維持されており、これだけで毎週見る価値があると思うし、怪獣映画やモンスター映画などが好きな映画ファンにも視聴に耐えうるクオリティだと思います。


③懐かし要素多いよ!

平成シリーズはティガ以外ほぼ見てないんですが、それでも観ててあがるー!って懐かしさが随所にあります。

まずこれは販促の都合もあるかもですが(笑)、ウルトラマンオーブはいろいろあって「本来の変身」ができない状態にあるんです。そんで、過去のレジェンドたちの力を「お借りして」変身するという設定なんですが、これまたうまいなーって思うことに「昭和」+「平成」のフュージョンで変身!という。

スタンダードが「ウルトラマン」+「ティガ」みたいな感じで新旧一体となってウルトラマンオーブが出来上がるという。
これがデザイン、必殺技、エフェクト含めてすんごい工夫が凝らされている!


例えばウルトラマンゼロ(どうやらセブンの息子らしい!?)とジャック(帰マン)のフュージョン体も武器といい、登場シーンの効果といい、バランスがすごくいい。両者の特徴を損なわずかといってどっちつかずにならず、納得感とカッコよさを両立させたようなルックス・ギミックは「大きなお友達」の一員である私もほれぼれしましたねえ。


他にも小さなころ観たから具体的なエピソードなんて覚えてないけど、「こいつ知ってる!」って怪獣や宇宙人が出てきてこれまたうれしくなります。よくよく調べたらもう平成シリーズに過去作の怪獣たちは何度も再登場しているらしいんで、熱心に追いかけている子供たちやファンたちからしたら「何をいまさら」て感じかもしれませんが(笑)。


子供のころ怖かったなーってナックル星人とかババロウ星人なんかが出てきたリ、あースーファミで戦ったテレスドンやんけ!って感動が次々と。多分平成シリーズを観ていたらもっと楽しめるんだろうな。


④普通に登場人物とストーリーが面白い

今作はいわゆる警備隊が巡査?的な一人を除いて出てこない代わりに民間人3人組がレギュラー登場しています。この3バカが個性豊かですごい面白い!

彼らは「SSP(Something Search People)」という零細企業(オカルト研究サイトの運営会社?)のメンバーという設定でUMAとか怪奇現象を追っている若者たち。なんだか今期アニメの「オカルティックナイン」みたいな感じかな(たぶん全然違う)。


この3人が俳優さんたちの演技力もあって気合入りまくりから回りまくりのヒロイン(キャップ)、優男的で軽い感じなジェッタ、天才肌オタクなシンとかなり漫画的なキャラ達が自然に物語というか世界観になじんでいるんですよね。これはキャスティングの勝利でまさに適材適所だと思います。オーディションとかしたのかな?


あと、風来坊につきものの宿敵もしっかりいます。その名もジャグラーというやつなんですが、こいつの中二病感(そしてポエマー)とカリスマ性は最高です。これもよくこんなぴったりな俳優さん見つけられたなー。今作は柳沢慎吾ちゃん含め、ちょい役までキャスティング・演出がすごくマッチしてて子供向けだけど全然イライラしない!

どっちかというとこういう子供向けのアニメ・ドラマ(特撮)って大人一人で観るには赤面しちゃうような雑な演技、中途半端な臭さカッコよさが多いという偏見と断片的な記憶が僕にはあるんですが(ファンの方すみません)、この辺がクリアされてて、もし僕と同じような「子供っぽい拙さ」が気になっちゃう人にもおすすめできるレベルの高さだと思います。


そしてストーリー的にも一話完結スタイルをとりながら一話の中でコミカルシリアス(時には泣かせ)をうまーく配分しつつかつ全体を貫くミステリーあり、伏線ありでほんと次話が楽しみになるようなストーリーなんです。



ってべた褒めしてきました、『ウルトラマンオーブ』、実際には当然特撮ヒーローものですので、そもそもそういうのが苦手な人、「リアルさ」を求める人には合わないですが、昔ながら+現代ならではの斬新さを兼ね備えた今作、ウルトラマンシリーズを観たことあったり好きなことがあった人、現代特撮を追いたい人、おすすめです。

『この世界の片隅に』感想、今年最大の衝撃

こんばんは。久しぶりのブログ更新ですが、またまたアニメ映画の感想です。


○どーでもいい前置き(飛ばしてくださいw)
言い訳なんですけど、こないだ「Fire TV 」を購入しちゃいまして、これが予想以上に動画視聴が捗る捗る。

今までも一応プライム会員だったし、Netflixにも加入してはいたんですが、いかんせんPCやスマホで映画やアニメを見るのが個人的にあまり好きでなくて。だから結局はレンタルビデを借りてテレビで見るのがもっぱらだったわけです。

でも何だかCMで見かけるとすごい便利そうだし、一応ネット環境は整ってるし・・・まあ物は試しと思って買ってみたわけです。


いやあすごい。やっぱりTVで観る映画やアニメ、ドラマは素晴らしい。しかもインターフェイスも良くて操作性も特に大きな不満もなく、これまで全く生かせていなかったNetflixのおすすめ機能なんかもリモコンでさくさく検索できるしでもう休日が変わったといっても過言ではないです。

なんだかAmazonの回し者みたいですが(笑)、仕事帰りで夜遅くてもアニメとかドラマ一話くらいなら気軽に観れちゃうし、休日はゆっくり映画も見れるし、おまけにプライム動画とNetflix合わせれば結構見たい映画やアニメがあるんですよね。ここ2ヶ月くらいはめっきるレンタルビデオ屋さんにも行かなくなってしまいました・・・。



○『この世界の片隅に』鑑賞
とまあ前置きが長いですが、『この世界の片隅に』はまえからのんこと能年ちゃんの復帰作品ということで一応興味はあったんです。とりたてて能年ちゃんのファンではないんですが、やっぱりあれだけの才能のある女優さんですので、どれどれと半分ミーハーな気分で予告編すらろくに観ずに、もちろん原作も読まず(こうの史大さんは初めて知りました)本当に久々に予備知識ゼロでふらっと映画館へ行ってきました。



まず言ってしまいましょう!すさまじい!


今年は言うまでもなく『君の名は。』『聲の形』など素晴らしいアニメ映画がまさかの同年公開され、まるで日本アニメ映画の集大成というか新たな歴史の始まりみたいな年ですが(大げさかな?)、もう2016年も終わろうかという時にまさかのこの2強に割って入るような作品に出会おうとは!!!


はっきりいって結構シリアスさも備えており、また派手な見せ場があるエンタメというよりはどちらかというと淡々とかつ丁寧に物語を紡いでいくタイプの作品ですので、あうあわないは当然あるとは思います。場合によっては「眠くなった」という感想が出ても別に不思議ではないと思います。

でもでも!やっぱりこの作品はだまされたと思って老若男女みんなに見てほしいな。そして絶賛から酷評まで、とにかく観た人がどんな風に思ったのか、本当に十人十色の感想を聞いてみたい。そのうえでまた僕が感じたことをかみ砕きたい。そしてそれをまた誰かと話したい。そんな衝動、情熱に駆り立てられる素晴らしく熱量がこもった力作です。


○予告編以上のネタバレなしで感想言います。

さて、観終わってから初めて予告編を観ました(笑)。





いやあもうね、鑑賞後だとこの予告編ですら思い出し号泣ですよ。ほんとに。


本作は第二次世界大戦中(広島への原爆投下及び終戦)の「すずさん」の日常(半生?)を描いた作品です。特に物語途中、すずさんが成人してからは舞台を呉に移しますが、その呉とは戦争後期には度重なる空襲にさらされる場所でもあるわけです。そしてすずさんの故郷は広島市。つまり、あの新型爆弾が投下された街。

なんだかこうしてみると「戦争の悲惨さ」だったり「辛すぎる日常を何とか懸命に生きねば」的ないわゆる「戦争映画」のような特異な非日常を描いた、はっきりいって鬱映画でありとっつきにくいジャンルのようにも思えます。


確かにこの映画は戦争の恐怖、悲惨さ、そして目を覆いたくなるようなあまりにも(精神的に)辛いシーンも用意されてはいます。しかししかし、この映画、単なる「戦争は悲惨!」にとどまらない、むしろそうしたメッセージ性や説教臭さをある種意図的に排除した、本当に「日常」「市民」を描き切った作品となっています。そこがいいんだよー!

パンフレットで監督やのんも言ってますが「戦争」が「日常」に侵食していく過程を描くのであって「戦争」だけを描く映画ではないのです。まず先に「日常」があり、それを丁寧すぎるほど丁寧に見つめている。僕たちはすずさん(今更ながらのん演じる主人公です)を隣の家から覗かせてもらっているような感じで彼女たちの日常を見つめているわけです。ここに「戦争」が先に来る戦争映画とは大きな違いがあり(もちろん「戦争」も辛くなるほどきちんと描いています)、ありそうでなかった斬新な映画だと思うのです。


ここからは特にこんなところが良かったよ!ぜひ興味ない人にも勧めたい!ポイントを羅列していきます。


○「すずさん」≒のん(能年ちゃん)のシンクロ具合がすごい!

はっきりいって、能年ちゃんが改名して、その復帰作がアニメ声優というのは事前の期待値としては相当低かったです。いくらなんでも棒読み演技で目も当てられない状況になるんじゃないかと。


だがしかし!ですよ。僕は能年ちゃんのこれまでのキャリアを「あまちゃん」「ホットロード」くらいしか知らないのであんまり言えないですけど、今作のすずさんはのんのベストはまり役であり、ベストアクトだったといっても大げさではないんじゃなかろうか!?


今作のすずさんは、どこかのんびりしてて、ぼーっとしていて、成人してからもなんだか垢抜けなくていつまでもぼんやり少女みたいな癒し系女子なわけです。それでいて、実はいろいろ気づかいもしていたり、ちょっと怒られるくらいや難しいことくらいなら「弱ったね~ふはあ」とかいってマイペースに対応できちゃうような強メンタルの持ち主でもあります(笑)。

このぼーっとのほほんとしていて頼りないなーって部分、恋愛にはなんだか疎そうな垢抜けないなーって部分、でも芯はしっかりあって時には爆発させるほどの情熱も秘めている。そんな様々な側面・内面を併せ持つ彼女をのんは本当に見事に憑依して演じ切っておりました。


原作者のこうの史大さんもパンフレットで言ってますが、のんの持つ「素直さ」ってすごい役柄にプラス効果をもたらしていると思うし(まだ原作未読ですが)、広島弁の使い方、そしてセリフにならないような「ほえー」とか「むー」とかそうした間を取るようなセリフも絶妙なトーンなんですよ。


パンフレットやネット記事を見るとのんは演じるにあたって原作を読み込んだり、監督さんの過去作品を観たりしてかなり研究したようです。おまけに収録時には「監督さん、このときのすずさんの気持ちってどんなだろう」って質問やディスカッションを何度も行いブラッシュアップしたとのこと。

監督さんによれば、のんの気づきや疑問で新たにシーンの編集を加えたこともあったみたいで、本当に今作はのんでなければありえなかったんじゃないかと思えるくらい、彼女の演技に心を打たれました。


あまり芸能ニュースには明るくないので良く事情はわからんのですが、やっぱりこれだけ人を惹きつける何か=才能を持っている彼女を、それこそこの世界の片隅に干しておくなんであまりにももったいないと思う。日本映画界の損失だよ。


○「日常」を描いているからこその「笑い」「和み」

すずさん≒のんのシンクロ率とも関係あるのですが、今作はシリアスな題材ではあるものの、実は笑えるシーンが多々あるのです。僕が見た回でも劇場で何度も爆笑が起きてましたし、僕自身もいろんなシーンでクスリからワハハまで本当に楽しみました。

すずさんはおっちょこちょいなところもあるので、彼女が起こす騒動に周りの人が巻き込まれたり、当の本人がいつも通りだったり「間」の使い方とか「ギャップ」がまたおかしくておかしくて。物語はどんどん「終戦」というより「8月6日」に進んでいくから、史実を知っている僕たちはだんだん緊張感が高まっていくんですよ。だけど、すずさんたちの日常を観ると本当に気持ちが温かくなるし、言葉やあからさまシーンで語られる(描かれる)シーンは全然ないのに「いまこの日常」がどれだけありがたいことか。


この「笑い」「和み」は具体例を出した方がよりわかりやすいんだけれども、個人的にはどれも知らずに見てほしいし、多分爆笑ポイントは人によっても様々だと思うので、ぜひ「シリアス一辺倒」な戦争映画じゃないんだよ、っていうのを知ってほしいんです。もし「戦争映画」というだけでこの映画に行くのに二の足を踏んでらっしゃる方がいるなら、もったいない!って背中を押してあげたいです。


○「笑い」と「悲惨」のバランス、緩急=物語にしっかり感動できる

ここまですずさん≒のんのシンクロ具合、彼女の和やかなキャラクター、そしてそれを中心とした温かな笑いや和みといった「シリアスばかりじゃない」戦争映画だよって力説してきました。しかし、描く時代が時代だから、やっぱりそんな日常ゆるかわアニメでは終わってくれません。


時代が進むにつれて日本は敗戦間近になり、明らかに攻め込まれていきます。空襲は来る、知らせ(内容は劇場で)も来る、そしてあまりにも辛すぎる出来事が起きる。その辛すぎる出来事から生じる亀裂・波紋・余波は本当に見ていて辛くて悲しかったです。すずさんの「日常」に「戦争」=「非日常」がどんどんどん侵食していく。この過程は正直和み要素はちょくちょく健在しつつも、やっぱりずしりと心に突き刺さるものがありました。


でもこの映画のいいところは、そうした「悲惨」一辺倒で後味悪く終息へ向かうんじゃなしに、それでも続いていく「日常」をやっぱり丁寧に丁寧に描いているところなんです。そして監督さんも憎いなあって思うのが、さっき言ったすずさん≒のんのシンクロがここでも効果発揮しまくりなわけなんですよほんとに。


もうのんのばっちりな演技(彼女自身のキャラクターやこれまでのキャリアもあいまって)に観客は視線が一緒になり、感情移入しまくりなわけなんですよ。だからこそ、「非日常」に侵された「日常」、そしてまた「日常」が少しずつ湧いてくる、すずさんと一緒に僕たちは立ち上がり「この世界の片隅に」自分の存在価値を見出すカタルシスがあるんです。

こんな書き方するとなんだか僕も大好きな今年の某アニメ映画みたいな派手な何かが起きるようですが、実際の語り口・出来事は淡々としています。悪い言い方をすればずっと地味。でも確かなカタルシスを最後には得られ、そして皆すずさん≒自分たちが「この世界の片隅に」居てもいいんだってことに大きな大きな感動があるという素敵な物語なんです。


○これは絶対映画館で観たほうがいいよ!

独特な作画である本作ですが、絶対に映画館で観たほうがいいです。というのも、色遣いのすばらしさ、そして何より「音響」がこれまたいいんです。


「日常」を際立たせるペンを走らせる音や水の音、汽車の音、「悲惨」を実感させる爆撃機の音、焼夷弾の音。これらは劇場の大音響で聴いた方がより感情移入というか物語に入り込めるし、ある意味これら音たちがセリフにもなっているんです。


またすずさんの特技というか趣味が絵描きなんですが、その特性を生かした風景シーン(綺麗な海から爆弾まで)なんかも見ごたえがあって、大スクリーンならではの情報量も多いです。



ああもう他にも小野大輔演じる水原さんとすずさんの関係性が絶妙!とか妹ちゃんが大天使!とかあの座敷童のエピソード泣ける!とか掘り下げたいところ山ほどあるんですけど整理できてない!


今作ははっきり言ってただの「感動」映画ではないと思います。観た後はかなりの疲労感に襲われ、メンタル的にも鬱映画とは違うダメージが必ず残るといっても過言ではないです(でも決して鬱映画ではないよ)。



でもそれでも、やっぱりいろんな人に見てほしい。そして絶賛でも酷評でもとにかく何かを発信してほしい。


とにかく僕の今年ベスト級のみならず、オールタイムでも上位に来るような、衝撃的な一本にまた出会ってしまいました。
『この世界の片隅に』、おすすめです!

久米田康治最新作「かくしごと」がとっても面白い件

こんばんは。時には映画以外のお話を。


久米田康治先生という漫画家はご存知ですか?僕がこの漫画家さんを知ったのは確か高校生のとき、マガジンを友人の家とかで読んでいた時です。そのとき連載されていたのが「さよなら絶望先生」という漫画でした。


絶望先生は時事ネタやダジャレを中心としたギャグマンガなのですが、なにより僕が久米田先生を敬愛してやまないのは「目のつけどころ」が本当にすごいというか、時事ネタやあるあるネタなんかをいい意味で斜め上の昇華をしていくんですよね。


例えば僕が絶望先生で好きなネタの一つとして「原作通り」というエピソード?というか回があるのですが、映画監督やアニメーターが不思議な街の「原作通り」という通りに逃げ込むというお話。もうこの設定だけでなんだかニヤニヤしちゃうわけですが。

他にも「対象外」なものや人の切なさなんかが集まる「対象街」という回も秀逸。一番古いものではもう10年前ですから「黄金の中盤」や「あなたとは違いますから」なんていうスポーツから政治ネタまで、今読むと「懐かしいなー」とまた当時とは違った感触で笑えるのです。


決して爆笑!という類のギャグマンガではなくて(中にはストレートに爆笑するネタも散見していますが)、どちらかというと良く練られたギャグとネタの組み合わせ、応酬にうなることができて笑いと知的感動?のダブルで得した気分というか幸福感を味わえるような、そんな素敵な作品が「さよなら絶望先生」なんです。


そして久米田先生って本当にあったまいいなあー!と思わず感動したのがラストなわけです。これは当時も衝撃的な結末として話題となりましたが、シュールギャグマンガから一転して…とこれ以上書くともしかしたら興味をもって読んでくださる方の感動を奪い取ってしまうのでここまで。


一応ハーレム物でもあり、絶望先生のクラスの女の子たちはみんな可愛いです。ただ、いわゆるハーレムアニメ、ラブコメアニメのような萌えキャラやラブラブなキャラでなく、どこかみんな尖った個性や特徴があり、その子たちと先生、その他登場人物の掛け合いがこれまた本当に面白い。誰一人として無駄なキャラはいないというか。そして先ほどからクライマックスが~といってますが、ハーレム物としては一線を画すような着地点。

あうあわないはもちろん、というより結構顕著に?わかれるかもですが、いま(2016年10月17日)はkindleで第1巻無料だし!とにかく読んでみて!と言いたいです!



って前置きが長くなりましたが、そんな久米田先生の最新作が本日!10月17日に第2巻が発売されました。その漫画は「かくしごと」です。


今作は主人公は下ネタギャグ漫画家で、娘にはそれをばれたくないという思いから本業をかたくなに隠し続ける。まさに「かくしごと」は「描く仕事」なわけです。


今作はまさに久米田先生の集大成ともいえる作品ではないかと僕は勝手に思っており、漫画家としての日常や出版社こみの漫画家や業界あるあるを随時ネタに盛り込んでくれたり、コラムで紹介してくれたりなんかしています。


娘に下ネタ漫画家であることをばれないようにわざわざ主人公はサラリーマン風スーツで通勤・帰宅したりするんですが、なぜかちょくちょくばれそうになったりならなかったりといった妙なスリル?があったり、売れる・売れないについてとか、親子の関係性とか、娘ちゃんがもうめっちゃかわいいとか色々あるんですが・・・


やっぱり目の付け所が独特!やっぱり久米田康治は天才だ!


と叫びたくなるようなうなる時事ネタやドタバタネタは今作でも健在。過去作によっては多めだった下ネタも控えめなのかな?という印象。

特に第1巻で好きなのは「借金はどこの筋肉?」と娘ちゃんにきかれて「うーん、○○かな」と答えるシーンなんかはもう本当にくすっと笑えるとともになんて豊かな発想というかボキャブラリーなんだろうと感動さえ覚えました。絶望先生の時もそうでしたが不謹慎なネタ交えつつもやっぱり、日常の何気ない単語やニュースから生まれる多彩なダジャレや語呂合わせなんかももう最高!


コミックス版は1巻・2巻ともに巻頭巻末はフルカラー。おまけに!絶望先生が好きだった人にはうれしいサプライズも随所にあって感動も増すことでしょう・・・


とにもかくにも、久米田康治先生、「かくしごと」ぜひおすすめな漫画です。




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