『ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー』感想!これぞスピンオフの醍醐味!

メリークリスマス!

クリスマスの朝っぱらからブログを書いている時点で僕の私生活がお察し状態ですが、、、

本日感想をアップするのは待ってましたよ、スターウォーズ新作!


『ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー』です。

予告編






まず僕のスターウォーズとどの程度の熱量なのか?を述べておきます。正直言って熱烈なスターウォーズファンとは到底呼べず、まあ好きなシリーズだよねくらいと思っていただければ。

・熱いスターウォーザ―からは理解を得られないかもですが「プリクエル」三部作のほうが愛着があります
→というのもオリジナル三部作はテレビでなんとなーく観た記憶がありましたが、映画館で初めて『エピソードⅠ』を観てからスターウォーズをしっかり見始めたというのがあります。だからオリジナルのほうが確かにあとから見ると面白いんだけど、やっぱり「リアルタイム」でみたプリクエルが僕にとって「スターウォーズ」といってもいいかもですね。

・とはいえ『フォースの覚醒』はやっぱり楽しみで公開初日から2日連続観ちゃいました。リアルタイム世代でもなければあとから熱心にはまったわけでもないのに、懐かしさと面白さが同居するような不思議な1本でした。

・そういうわけでオリジナル三部作は好きだけどそんなに特別な思い入れがないので、『フォースの覚醒」『ローグワン』ともに言えるんですが、過去作(特にⅣ~Ⅵ)のオマージュとか懐かしカット要素にそこまでプラスはなく(てか気づいてすらいないカット・シーンも多数w)、純粋に「スターウォーズ」の新作として楽しみましたとさ。


まあこんな感じですね。僕らと同世代(アラサー)でも過去に『特別篇』を観た人や、海外でリバイバル上映を観た人、両親などが熱心なスターウォーズファンという人はオリジナル三部作への愛着、そして待ちに待ったプリクエルへのがっかり感をリアルタイム世代の方々と共有できたみたいですね。それはうらやましいなあ。

今度こんな記事を書いてみようと思っているのが「リアルタイム」であることの強みなんですよね。やっぱりリアルタイムで映画館で観て、その感動や失望を分かち合う「祭り感」「ライブ感」って「映画」を語るうえで個人的には大事だと思うんです。

だから僕のオールタイムベストって生まれてから映画館で観た作品ばかり、もしくは名画座で観たリバイバル作品ばかりで、DVDとかで観ただけの作品って全然ランクインしていないということに最近気づきました・・・まあお前の塩梅だろうが!って言われればそれまでなんですが(笑)。



前置きが長くなりましたが、そういうわけで『ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー』2回ほどすでに観てきました!
※核心に触れるネタバレなしで感想をだらだら書きます。ただ、基本的に鑑賞前は前情報なしで観たほうが面白いです!



○感想の「結論」

まず言ってしまいましょう。控えめに言っても本作、僕は大好きです!素敵!


ちなみに、今作は初めてスターウォーズに触れるという人はいったん映画館に行くのをストップした方がいいと思います。最低でも『エピソードⅣ 新たなる希望』は観ておくべきです。観なくても戦争アクションSF映画として見ごたえがありますが、やっぱり『エピソードⅣ』ありきだと思います。だからこそスピンオフなわけですからね。


これはすでに予告や前情報段階で明らかになっているのでいいと思いますが、今作は『新たなる希望』の直前までを描く『エピソード3.9』とも呼べる作品なんです。これは観ればわかりますが、たいしてファンでなくとも『新たなる希望』がすぐに見たくなる、あるいは補強増強される驚異的なスピンオフとなっています。がっちゃんこ!とつながるのです。


だから『エピソードⅣ 新たなる希望』はマストです。


そして、これぞスピンオフの醍醐味!だと思うのですが、『エピソードⅣ 新たなる希望』の「希望」をこれ以上ないくらい増幅させてみせたこと、エピソードⅣのツッコミどころというか弱点だったあることを感動的な話にしてみせたこと(とても素敵な後付け)、これらは本当に素晴らしいと思います。



○ローグワンの好きなところ

・ローグワン中隊のキャラが最高すぎるぜ!
・ストーリーが僕好みだった!暗くて辛いが、「希望は死なない」のコピー通り、名もなき者たちの熱すぎる希望のリレーに感涙
・っていうかドニー・イェン最高すぎ!みんなイップマン見返そう!
・新しく出てきたロボットも秀逸
・ライトセーバーアクションがほぼない代わりに地上戦・空中戦ともに迫力満点
・吹き替え版も素晴らしい。てか吹き替え版のほうがいいかも。
・当たり前ですが話が1本の映画で完結している


○ローグワンメンバーの「大儀」とストーリーの熱さ
ざっと上げてきましたが、やっぱりローグワンローグワンのメンバーと彼らが紡ぎだした物語が素敵なんですよ。これよくディズニーがオーケーしたなってくらい、がっつり戦争映画なお話だし、『新たなる希望』とは真逆と言っても差し支えないであろう、辛い話でもあります。だからこそクライマックス~ラストで生まれる希望がぐっとくる、熱いお話でもあります。


デススターの設計図を盗み出すというシンプルかつ究極難易度の目標に向かって立ち向かうローグワンのメンバーたち。面白いのはよくあるような「キズナたっぷり」のチームではないんですよね。


ローグワンへの批判として「ジン・アーソの気持ちがよくわからない(感情移入しにくい)」「ローグワンのチーム感が足りない、どういう過程で彼らが仲良くなったのかよくわからない」というものがあります。これは確かに「乗れる」か「乗れない」がわかれやすいからですが、僕はこれらの批判とは真逆に超感情移入しました。


というのも、彼らは「絆」でなく「目的」(そしてそこから連想される互いの暗い黒い過去)でつながっているように思えます。語弊がある言葉かもしれませんが「プロフェッショナル」なつながり、チームメイトという感じです。


主人公のジン・アーソも帝国へ立ち向かう決意はすべて「個人的な」事情から生まれるわけですが、僕はこの設定・ストーリーはとっても好みでしたね。大儀や意義が個人的なものだって別にいいと思うし、一人のやさぐれふさぎ込み世界から逃げ回っていた若者がある「個人的な事情」の連鎖で世界に立ち向う。「個人的な事情」=「世界」だって僕はいいと思うのです。


そういえば近年の日本の若者論でも「自分の周り」=「世界」ということが皮肉や批判、時には擁護も込めて論じられることが多いように思えますが、世界的な潮流として作り手・論じ手(=大人)から観た主人公(=若者)の見え方が変わってきているのかもしれませんね。『フォースの覚醒』のハン・ソロ(作り手・論じ手)→カイロ・レン(若者)の構図が顕著かなと思えます。


そしてローグワンとなっていくアーソ周りのメンバーもキャシアン・アンド―は6歳の時から反乱軍に加わり、黒い仕事に手を染めてきた青年で彼も彼なりの「大儀」と葛藤を持ってきたわけだし、脱走パイロットのボーディにも「個人的な事情」から生まれた大儀(恩返しと言ってもいいかも)があり、帝国に守るべき寺院を破壊されたチアルートとベイズにも彼らなりの大儀がある。みんな「個人的な」大儀や理由がある。その目的・矛先は帝国軍。もうこうれだけで十分ですよ、チームになるには。



○チアルートとベイズの絆が最高すぎるぜ
それとその彼らの中でもドニー・イェン演じるチアルートはもう最高のキャラクターです。彼は相棒のベイズとともにジェダという星の寺院を守る「守護者」だったわけですが、帝国軍に寺院を破壊されて以降は浮浪者となっているようです。


チアルートは盲目のいわゆる「座頭市」設定なのですが、彼は感覚が研ぎ澄まされ、音や気配で周りの敵の存在を察知し敵をなぎ倒していくのです。遠距離の敵はベイズが銃撃でサポートというのも熱い!

チアルートとベイズの掛け合いも最高ですね。チアルートはもうこの時代には「宗教」みたいになってしまった「フォース」を熱心に崇拝する「フォース教」の先駆者?みたいな存在でベイズは「いまだにあんなのを信じているいかれ野郎さ」ってチアルートを皮肉るんですが、なんだかんだで二人は互いを信頼しあっており、終盤のベイズがチアルートに投げかける言葉は涙なしには語れません。


この映画をみたら間違いなくドニー・イェンの他主演作などを観たくなること間違いなし(笑)。彼の53歳と思えぬ滑らかすぎるアクション、説得力ありすぎる表情作り。そういえばNetflixで『イップマン』が序章ともう一個くらい?見放題ラインナップに入ってますんで、メンバーの方はぜひ見てみるといいんでないでしょうか?


フォースなき時代にフォースを「信じている」チアルートとそれを支えるベイズ。彼らの信念や物語は本当に今作のテーマともいえる「希望」と密接にリンクしており、「希望」をつかむために必要な大切なことを体現しています。

「我はフォースと供にあり、フォースは我と供にある」


○新たなロボットK2も最高だぜ!

今作でキャシアンとジンと行動を共にするはK2という、帝国軍ロボットです。厳密には帝国軍のロボットを再プログラムしたキャシアンの相棒みたいなもんです。

こいつが予想外にめちゃくちゃ面白いキャラなんです。C3POよりこっちのが好きだわ!って思ったのは僕だけですかね(笑)。

再プログラムされた副作用で回路に浮かんだことをすぐ言っちゃうという設定。まあ要は空気読まずに思ったことを何でもかんでも口に出しちゃうやつなんです。これが全編通して暗い物語に細やかな笑いをもたらしてくれてナイスな役割をしています。

プリクエルのジャージャーみたいな狂言回しでなく、C3POみたいなおどおどしてかわいい?みたいなキャラでなく、本当に「ふふ」ってなる程度のユーモアなんですが、こいつがまたクライマックス泣かせるんですよ。


こういう空気読めないやつが最後主のために頑張るとかそりゃ泣くよね。ロボット萌え(燃え)とはこのことか・・・!?


○スター「ウォーズ」がついに!?見られた!?

今作はジェダイがすでに滅んでいるし、ライトセーバーアクションは「ほぼ」見られません。フォースの使い手も「ほぼ」いないしね。

冒頭のほうでも書きましたが、今回は「戦争映画」として非常に見ごたえがあります。ギャレス・エドワーズ監督は「でかい!」ってものを撮る、見せる(魅せる)のが本当にうまい!

スターウォーズで「でかい!」ってのはいろいろありますが、地上戦で出てくるあいつ!とか、空中戦(宇宙空間)でのあれ!そしてあれの倒し方!とかね。

後半のある星での戦いは本当に必見。ツイッターとかで『プライベート・ライアン』とかを思い出したという意見もありましたが、戦争映画としても引けを取らない、手に汗握る戦闘(それでいてファミリー向けにグロさは全排除)は満足度がぐっと上がりました。


○一本の映画でしっかり話が完結


いやまあスターウォーズ自体がもはや永遠に続くサーガであるため、果たして「完結」があるのか問題が生じるわけですが(笑)。本作も厳密には『エピソードⅣ』ありきなので、「完結」という言葉自体は違和感がありかもしれません。


ただ、それでも「設計図を盗み出すために立ち上がったローグワン」の物語はしっかり決着しており、エピソードⅣから始まるオリジナル三部作をしっかり補強した「スピンオフ」の役割はほぼ完ぺきに果たしているといっていいでしょう。


何より「大儀」「フォース」「希望」を「信じる」人たち、大事なことだから2回いますが「信じる人たち」の物語がもう僕的にはドストライクでしたね。ジンとキャシアンがあることをした後に「きっと誰かには・・・・」というシーンなんかは「フォース」を持たない人たちの「信じる気持ち」が生み出した物語なんだと改めて感涙必至ですよ。


『ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー』を観た後に『エピソードⅣ 新たなる希望』を見ると、これまた新しい発見というか、例えば「ルーク、フォースを使え・・・」というオビワンの台詞になぜかあり得ないほど感涙したりと(笑)、本当に深みが増したかのような魅力が発見できます。



映画としては粗いところや完成度があれ?なところも確かにある本作ですが、オリジナル三部作に大した思い入れがなかった僕のような人でもオリジナル三部作への興味・深みが増す本作はスピンオフとしてこれ以上ない素敵な一本だったのではないでしょうか。


スターウォーズファンの人はもちろん、ファンでない人、そもそもスターウォーズ観たことない人もぜひ『エピソードⅣ』を観てから本作を!おすすめです。
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